4月も二十日を過ぎて、皆もそろそろ学校や職場に慣れてきた頃と思う。
新生活をより良く過ごすための準備はちゃんとできただろうか?
さんすうセットにお名前シールは貼ったか?そして焼却炉の場所は確認しておいたか?
いざという時に頼りになるのは警察でも行政でもなく、焼却炉なのだから。
僕は花粉症がようやく収まり、ホッと胸をすりおろしたところだ。
まったくピークはひどいもんだった。チャッカマンを鼻の穴に指して
中をこんがり焼き尽くしたい衝動にかられるほどに。
だが冷静に考えればこのチャッカマンの銃口が向けられるべきは己が鼻ではなく、
あの小憎たらしいスギの木であるべきだろう。ッバーン。灰も残さず燃えてくれ。
さて、第4回オモコロ杯というイベントが開催されたのを知っているだろうか。
おもしろ記事を送りつけてその見返りに賞をくれるという、その、アレだ。いわくつきの。
それに僕も記事を投稿した。貴重な休日を、べりべり剥がして。
そしてこの度、なんと僕はカニ賞(一般には「直木賞」という名で広く知られている)を受賞したのだ。
まったく嬉しい限り。承認欲求を満たせてカニも食べられるなんて盆と正月と七回忌がいっぺんに来たみたい。
そうだな、カニは殻が硬いので、強く叩けばいい音が響くだろう。
どんな棒で叩いたら良いのかな、とAmazonで手頃な棒を探してみると、
プレステのイライラ棒のゲームが出てきたので早速カートにぶち込んだ。
ひ ← ウッチャンヘアピンのアスキーアート
ところが、本日4月20日の正午に結果が発表され、それから9時間あまり。
産まれたカンガルーの仔が立ち上がるほどの時間が経過したにも関わらず、
まだ僕の部屋にカニが届いていないのはどういうことか。
合鍵はいつもの場所においてあるのに、一体何をしているんだろう。
ボイルした時計の皮むきに夢中になっているのか?
こんなに人を待たせるカニなんて、もはやカニとは呼べない。ゾニだ。
ゾニのことなんて放っておいて、今後の展望について語ろう。
今回、確かに賞こそ頂いたが実際はようやくスタートラインに立ったにすぎない。
とりあえず人に読んでもらえるコンテンツを提供できたことが確認できただけで、
まだまだ研鑽し続けなければしょうがない。
実際、僕の記事には、他の受賞者の記事に及ばない点もかなり多いのだから。
悲観してはいけない。まだまだこれからだ。
こんな話がある。
ある男が、飲み終わったコーヒーのペットボトルを洗おうとしていた。
そのボトルの底にはべっとりと茶色い汚れが付着し、到底落ちそうもない。
けれど男は諦めず、なんどもなんどもボトルを水でゆすいだ。
数分それを繰り返すうち、なんと底の汚れは綺麗サッパリと洗い流された!
実は、その男とは僕のことである。
だから、君も諦めてはいけない。前を向き続けるのみだ。
いつか、栄光のゴールへたどり着けるはずだ。きっと、たぶん、おそらく。
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