役立つ勃起の鎮め方

 女性には信じられないだろうが、男の子ってトイザらスのことを考えていなくても突然おちんちんが立ってしまう、悲しい生き物なのです。

 

 こういった不意の勃起に悩まされた人も多いはず。

 

 自分ひとりの時ならいいけれど、冠婚葬祭といったフォーマルな場で急に勃起すれば一巻の終わりだ。「違います、これはご祝儀です、おめでとう」と取り繕っても時既に遅し。仮にご祝儀と認識されても勃起に見合うだけの金額を用意する必要が出てしまうので逃げ場がない。

 

 結局、これからは「勃起の方の工藤さん」という不名誉な名で区別される羽目になるだろう。

 

 されど悲観するなかれ。勃起を鎮める方法は、「ある」。

 

 それは、自分の性癖とは真逆に位置するものを想像して興奮を抑えるという方法だ。今回はその想像の題材について書こうと思う。

 

 振り向けば随分と勃起勃起うるさい文章だが、引き続き勃起勃起うるさくなるので、読者の方々も出来れば読みながらおごそかに「勃起…」と呟いてほしい。その音が響き渡ればブルースは加速していく。

 

    さて、なにを想像して勃起を鎮めるかだが、痛々しい方向は避けたいものだ。

 

 僕も昔は「尿道に千枚通しを差し込む」等のイメージを浮かべて勃起に対処していた。しかし僕の想像力が無駄に高いせいで本当に男性器を痛め付けている気分になり、100メートルを全力疾走するぐらい疲れるのでやめてしまった。

 

 100メートル全力疾走でもチンチンは大人しくなると思うが、日本は狭いからな。

 

 痛くない方向で勃起を鎮めるとなると、ポピュラーなものとしては「寺尾聰がしゃぶった後のパルムの棒」や「ジジイの腕毛にこびりつくご飯粒」などのイメージが挙げられる。

 

 それよりもちょっと冒険してみたいなら、僕のおすすめは断然「病院に予約の電話を入れる」イメージだ。

 

 初診ならまだいいが、通院時の予約の電話は何故かとても緊張してしまう。

 

「もしもし、あの……明後日のですね、火曜に、そちらにお伺いしたくてですね、」「はい、ではお名前をお願いします」「あっ、あっ、はい、工藤です……」

 

 そして流れる保留音。

 

 その裏ではナースたちが慌ただしく動き回り、「工藤ってどの工藤だよ、勃起の方の工藤か!?」と怒号をあげながらカルテをめくっている様子を想像すれば、怒張した陰茎もオフサイドトラップのごとくシュッと引っ込むものだ。

 

 以上の勃起に関するライフハック、如何だっただろうか。

 

 是非役立てて、充実した勃起ライフを送ってもらいたい。

 

【結果発表】

 

文字数:1029

段落数:18

文中の「勃起」の数:16

 

結果:Aランク

 

コメント

約束通りAランクの文章を書きました。早く娘を返してくれ。